そのクラゲ、狂暴につき-Beautiful but ferocious-

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映画『ミッドサマー』ディレクターズカット版あらすじ・うすらストーリー感想

ミッドサマー ディレクターズカット版(字幕版)

こんにちは!ずわいさんです。

映画『ミッドサマー』を今さらですが…観ました!!しかもディレクターズカット版も2021年9月16日よりNetflixで配信になったのでどんなシーンが追加されているのかと感想を合わせて書きたいと思います!

えっと…不謹慎ながら笑いのツボ(私的にですが)をついてくる展開が満載で…「あれ?ホラー作品だったよね??」という気持ちでラストまで…。こんなに描写が激しい映画を観て笑ってしまうなんて…私…実はサイコパスなんじゃないか⁈と思ってちょっと不安になっております(;´∀`)ハハハッ

それでは早速行ってみましょう!

映画「ミッドサマー」ってどんな作品?

映画のあらすじや概要・キャスト、鑑賞後の おおまかなストーリー(個人的に目についた内容)と共に感想を書いてみたいと思います。ネタバレを避けたい作品鑑賞前の方はご注意ください。

作品概要

2019年アメリカ製作/147分(ディレクターズカット版/170分)/監督:アリ・アスター

主要キャスト
  • ダニー/フローレンス・ピュー
  • クリスチャン/ジャック・レイナー
  • ジョシュ/ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
  • マーク/ウィル・ポールター
  • ペレ/ヴィルヘルム・ブロングレン

あらすじ

家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

【引用元:映画「ミッドサマー」公式サイト】

映画『ミッドサマー』公式サイト 絶賛公開中

『ミッドサマー』予告編【引用元:映画「ミッドサマー」公式サイト】


www.youtube.com

*以下ストーリーを含む感想になっています。鑑賞前の方でネタバレしたくない場合はご注意ください!

おおまかなストーリーと共に鑑賞後の感想を書いてます。】*ストーリー部分表記

映画「ミッドサマー」うすらストーリー感想

心理学を学ぶ大学生ダニーは妹のテリーからの「さよなら」と書かれたメールを不審に思い、自宅に何度も電話をかけますが誰も出ず不安になっていました。双極性障害の妹が何かするんではないかと心配し、話を聞いてもらうため恋人のクリスチャンに電話をかけますがめんどくさそうな態度にがっかりしながら電話を切ります。するとダニーの電話に着信が…妹は両親を道連れにガス自殺をしてしまいました…。

いきなり重い展開で始まりましたが…クリスチャンが「あるある」という男子グループの会話を繰り広げる所が「ダニー!こんな奴と別れちまえ~!!」と私をイライラさせました(笑)

いや…ダニーみたいな子も問題だとは思いますよ…彼氏にちょっと依存してるような感じ?でも普通よこのくらい…って違う違うそういう映画じゃなかった(;^ω^)

ホラー映画ですから!そう、ホラー…だよね??

まだショックが癒えないダニーでしたが、クリスチャンと共に友人が集まるパーティーに一緒に出掛けます。クリスチャンは友人たち(男子4人)と友人の一人ペレの地元ヘルシングランドのホルガ村(スウェーデンの村)へ夏至祭りに参加するために旅行する予定でした。旅行に出かけることを聞いていなかったダニーはパニックになりクリスチャンを問い詰めますが、とっさにクリスチャンが「ダニーも一緒に行こう」と誘い一緒にスウェーデンに向かうことになります。

まだまだイライラ展開は続きます(笑)こんな最悪な事(家族が死んでしまう)があった時ぐらい優しくできないのか?ていうかクリスチャンのどこがいいのだ??まったくわからん…ってまた脱線。とにかくイライラ展開のまま(私が勝手にイライラしてるだけですが)恐怖の村へ向かうことになります。

飛行場から車で4時間かけ目的地近くに着くとペレの幼馴染のイングマールも友人2人(サイモンとコニー)を連れて戻っていました。イングマールたちと友達みんなで薬でトリップしているとあっという間に時間が過ぎ、白夜のせいもあってダニーは時間感覚が失われていきます。いつの間にか眠りに(外で)就ていたダニーは妹の夢にうなされ目が覚めると1日たって(翌日に)いました。徒歩でホルガ村に向かうと白い民族衣装をまとった村人たちが出迎えます。

空港から目的地までの車の中での会話がディレクターズカット版では少し長めに追加されているようです。「これぞ男子!」というくだらない会話が道中ずっと繰り広げられていたようです(笑)マークが特に際立ったおバカ男子なのがここでよくわかります。

それにしても白夜って実際に体験したら感覚おかしくなりそうですよね…。余談ですが白夜の反対は極夜(ずっと暗い状態が続く)っていうの知ってますか?極夜が舞台の映画で思い出すのは『30デイズ・ナイト』ですよね~。めっちゃ好きなホラー映画です!

暗いと怖い…でも明るくても怖い…これは怖いの苦手な人は逃げ場無いですね(;´∀`)

初日は祭典だけで明日から儀式が始まると伝えられ、ダニーたちは戸惑いながらも参加します。祭りの始まりを告げる乾杯と食事が終わると、ダニーたちはペレに若者だけが就寝する大きなロッジに案内されます。出発前に今日ダニーが誕生日な事を聞いていたペレは自分で書いた絵を送り祝い、忘れていたクリスチャンは即席のバースデイケーキにろうそくを立て祝いました。就寝前…ペレが明日の儀式は【アッテストゥパン】が行われると言い、意味の分かったジョシュは驚きの表情を浮かべます…。

ここでもクリスチャンのダメっぷりが全開で…もうあきらめ感…別に私の彼じゃないからいいんですけど(笑)私がダニーの友達だったら絶対別れろと言いますね…実際作中の友達も「別れれば?」って言ってましたからね。ペレは優しいけど…なんか裏がありそうでちょっと気持ち悪いし…。

儀式名「アッテストゥパン」ってなんぞや??と思って調べましたが…これは実際調べてみてください(;^ω^)一応wiki先生のせておきます。

Ättestupa - Wikipedia

翌朝…儀式が始まります。

食事を終え乾杯すると中央に座る男女の老人が高台(断崖絶壁の岩の上)へ連れられて行き…順番に自ら飛び降りました…。

あまりのショッキングな光景にダニーたちや同じく外部から参加したコニーとサイモンは取り乱しますが、ホルガ村の住民たちは顔色一つ変えず儀式を見守っていました。

顔がぐしゃ~って…やっとホラーらしくなってきましたが…失敗して苦しんでいる老人の顔を杵みたいなもので「よいしょ~!よいしょ~!」(実際に掛け声はありません)的に無言で順番にたたくシーンが…ちょっと…笑ってしまった汗

人類学を学ぶジョシュは村の儀式について論文を書こうとホルガ村に来ましたが、同じ内容の論文を書きたいとクリスチャンに言われ激怒します。ダニーは儀式を見たショックで帰ろうとしますがペレに引き留められ夜の儀式に参加します。夜の儀式は演劇のように始まり子供が生贄として川に投げ込まれようとするのを村人が一斉に止めるものでした。やはりショックが癒えず帰りたいと思ったダニーはクリスチャンに一緒に帰ろうと言いますが、クリスチャンは一人で帰れと言いケンカになってしまします。その夜ダニーはみんなに置いて行かれる夢を見ました…。

作中の中では珍しい夜のシーンが出てきます。これもディレクターズカット版で追加されたシーンですが最後のコニー(たぶんコニー?)の姿につながるシーンなのにカットされていたんですね。実際私は違うところにばっかり目が行っていたので気にならなかったんですがね(;´∀`)

ダニーが見る「おいていかれる夢」って私も小さい頃よく見たんですよ~。泣きながら起きたことをすごく覚えています!夢占い的には不安を表すようですが…。私の夢は両親と車で走っていると突然車が止まり「〇〇ちゃん、帽子が落ちたから拾ってきて!」と言われ車を降りるとブ~ンと車が走り去る…すると後ろから車が1台やって来て中から降りた知らない男女が「お父さんだよ!お母さんだよ!」って言う…怖い夢…。

はい、すみませんまた脱線しました汗

翌日…仲間のマークが先祖の木(枯れた巨木)に排泄をしてしまい村人が激怒します。大事な木だと知らなかったのだからしょうがないとペレが村人をなだめ収めようとしますが、村人は怒りが収まらず泣き崩れていました。

おどおどするマークと泣き崩れる村人を見てクリスチャンがずっとニヤニヤわらっているのがめっちゃ気になった…演技なのかな?演技なら空気読めない嫌な奴の演技上手すぎです(;・∀・)

いやマークがおバカすぎてここにいたら私もつられて笑っちゃうかも…あ、やべ~…私も空気読めない嫌な奴かも…(-_-;)

クリスチャンはダニーに昨日のケンカの事を謝り仲直り(?)します。

ダニーがロッジに戻るとコニーが荷物をまとめ帰ろうとしていました。しかし村人からサイモンが先に出て行ったと聞かされ動揺したまま荷物を抱え出て行ってしまいました。コニーが心配なダニーはそのことをクリスチャンに話すと、クリスチャンは全く気にも留めず村人と話し始めました…。

コニーが村を出る前にサイモンが行っちゃったとプンプン怒ってましたが…怒る前に怪しまないのか?置いていくはずがないと思ったら(信用していたら)…今どこに?って恐怖で心配しますよね…。この作品に出てくる人たちは基本自己中なのだと思い始めたシーンでした。

ジョシュは論文のために【ルビ・ラダー】という儀式に使われる書物について村人から説明を受けていました。ジョシュが説明を受けながら村人に写真を撮ってもいいかとたずねると絶対だめだと止められました。

ランチになりクリスチャンが食べ始めるとパイに人毛が…。

まだ村人が怒っていると心配するマークを村の女の子が「見せるわ」といってどこかへ連れ出します…。

クリスチャンの食事に人毛が入っていたのは作中に出てくる物語が書かれたタペストリーになぞられた内容のようで、よく見ると飲み物もちょっとピンク色でみんなと違う色になっていました。私は作品中このシーンがダントツで気持ち悪いシーンでした…。

それにマークのおバカっぷりもこのシーンがダントツです(笑)

夜になり…写真を撮ってはならないと言われた【ルビ・ラダー】をジョシュは隠れて写していました。気配を感じ振り向くとマーク(?)が…その瞬間何者かがジョシュの頭を殴りました。倒れたジョシュに近づいてきたのは…マークの【皮】を被った人でした…。

ジョシュ…やっちまいましたね…。マークもこの時点でお亡くなりになっていることが確定。マークの皮を被った誰かが「スケキヨ」に見えたのは…私だけですね(;´∀`)

翌日【ルビ・ラダー】が無くなったと伝えられ、2人(マークとジョシュ)がいなくなったのを村人に怪しまれます。クリスチャンはシヴ(儀式を進行する女性)に呼ばれ、ダニーは女性だけのダンスの儀式に参加します。

クリスチャンはシヴからマヤと交わるように言われます。

ダニーはダンスの儀式で最後まで残り女王に選ばれます。

ダニーは祝福され一斉に食事が始まり、食事が終わるとダニーは馬車に乗り作物と家畜に祝福を与える儀式に連れていかれます。その時クリスチャンの元へ花の道(花びらをまいた道)が…導かれた建物の中には交わりを待つ裸のマヤとそれを見守る裸の女性たちがいました。

儀式が終わり戻ったダニーはクリスチャンとマヤの交わりを見てしまいます。ショックを受け泣き崩れるダニー…クリスチャンは行為が終わると裸で逃げ出し花壇に埋められ足が土から飛び出しているのを見てしまいます。そのまま近くの小屋に逃げ込んだクリスチャンは生きたまま肺をむき出し吊るされたサイモンを見つけます。驚いたクリスチャンが振り向くと…村人に粉を吹きかけられ気絶してしまいます。

奇妙な展開が交互に描かれ「なんすか?これ??」っとつぶやきっぱなしでした…。

アリ・アスター監督の前作「ヘレディタリー」でも裸の老人が儀式で並んでいるシーンがあったのですが…シュールすぎて…恐怖を全く感じなくなってしまいます。いや、ここまで見ていて恐怖を感じたか?感じていないかも…。

祭壇にはダニーがたくさんの花で覆われた姿で座り、気が付いたクリスチャンは動けず言葉が発せない状態でした。

シヴが言います…「我々は9つの人間の命を捧げます」

既に村人が2人、志願者が2人、ジョシュ、マーク、コニー、サイモン…最後の一人は村人かクリスチャンかを女王のダニーが選びます。ダニーはクリスチャンを選びました…。

ここで疑問が…すでに亡くなった村人2人は「アッテストゥパン」の老人なのかな??それにしては顔がちゃんと残ってるんだよね…燃やされたはずだし…いったい誰だ??

儀式の建物に生贄の遺体が運ばれ、志願者2人と熊の生皮を着せられたクリスチャンが入ると祈りと共に火が放たれました。

燃え盛る建物を見たダニーは泣き叫び…燃え朽ちた建物を見て…笑いました…。

END

笑っちゃいけない…けど笑ってしまう?!これが本当の恐怖なのか…

ちゃんと見れば色々と考える所があるのでしょうが…とんでも展開が続いて私はそれどころじゃなかった(;´∀`)

え~っと…とりあえずこの映画わたしは嫌いじゃないです。ちゃんと怖いシーンがあって、ホラー作品なんですけど…映画の隅々に散りばめられたシュールな笑い(私が勝手に笑ってしまうだけですが…)がどうしても気になって(笑)

ホラーだから絶対笑わせようとしてるわけでは無いはずなんですが…。

最後に、私のツボ(笑いのツボ)を刺激したシーンをいくつかあげてみます…

  • 火が付かないバースデイケーキの後ろで揺れる人々
  • 餅つき大会のように代わる代わる頭を…
  • 何かと手をひらひら~
  • いなくなったコニーの行方を話すマークの「五輪選手級の速さで走ってた」発言
  • 「見せるって」と何の疑いもなく(意味も分からず)女の子について行くマーク
  • マヤの事を話す女性(シヴ)とクリスチャンの椅子がめっちゃ近い
  • 馬車の出発の合図(トゥルルル~ハッ・パンッ)でそのまま笑顔で並走
  • お尻を押す老婆
  • 熊の被り物
  • 泣きながら動く花だらけのダニー

熊の被り物は反則です(笑)あえてのあの被り方だったんだろうか…もうこれにしか見えなかった…ワンパンマンの番犬マン…

ワンパンマン 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

以上、映画「ミッドサマー」うすらストーリー感想でした!

ここまで読んでいただきましてありがとうございました!

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