そのクラゲ、狂暴につき-Beautiful but ferocious-

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映画「来る」あらすじ・うすらストーリー感想

来る

こんにちは!ずわいさんです。

今回は映画「来る」の感想です。だいぶ前に観たのですが…Netflixでも配信開始とのことで今さら感想です(笑)

「みなさん、ホラーはお好きですか?」

ホラー好き、そしてジャパニーズホラーが大好きな方は「絶対観た方がいい!」作品です。いや、ホラーが嫌いな方にも頑張って観てほしい!私の感想を見る前にぜひ映画「来る」をご覧になってください!そのぐらいおすすめしたい作品です。怖いけどね(;´∀`)

それでは早速感想行ってみましょ~う!!

映画「来る」ってどんな映画?

映画のあらすじや概要・キャスト、鑑賞後の おおまかなストーリー(個人的に目についた内容)と共に感想を書いてみたいと思います。ネタバレを避けたい作品鑑賞前の方はご注意ください。

映画概要

2018年日本映画/134分/監督:中島哲也/原作:澤村伊智「ぼぎわんが、来る」

原作はシリーズ物で「比嘉姉妹」が登場する1作品目です。強烈なキャラクターの比嘉姉妹…私はまだ原作やシリーズの他の作品もまだ見ていませんが、この映画「来る」を観て原作を読んでみたくなりました!(実際映画を観てからだいぶ経ってますが…)

主要キャスト

あらすじ

オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言う。田原は妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物ではないかと言う。対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原…。幼き日、「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声。その声の主とは…。エスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた…。(C)2018「来る」製作委員会(引用元:Amazonプライムビデオ)

*以下ストーリーを含む感想になっています。鑑賞前の方でネタバレしたくない場合はご注意ください!

おおまかなストーリーと共に鑑賞後の感想を書いてます。】*ストーリー部分表記

映画「来る」うすらストーリー感想

田原は幼い頃の事を思い出しています。家中の鏡を割り、刃物を隠し何かに怯えていました…電話口から聞こえる声が伝えます。「アレを迎え入れましょう」

田原(妻夫木)が冒頭から恐怖の表情で登場…なんだかよくわからない感じで始まるのですが…怖い…。田原家(夫婦)の馴れ初めが語られていくのですが…実際は田原が勝手に思い込んでいるというか、理想を育児ブログに書き綴ってる内容なのです。田原は「こんな旦那嫌だな~~」の代表選手みたいな人。会社の後輩が具合が悪くお見舞いに行っても自分の事ばかり話し(その後この後輩は死んでしまいます)妻が育児ノイローゼになっていても見て見ぬふりで、良いパパの理想だけをブログに書いているような…つまり最悪な旦那(笑)

身の回りで奇妙なことが起こり始めた田原は幼なじみの民俗学者の津田に相談します。津田はオカルトライターの野崎を紹介し、野崎は霊媒師の血をひくキャバ嬢「真琴」に田原を会わせます。田原を見た真琴は何かを感じ野崎とともに「田原家」に入るのでした…。

真琴を演じる小松菜奈ちゃんを最初に見た時、あまりのキャラ変に誰だかわかりませんでした(;^ω^)胸糞キャラの田原もですが出演されている俳優さんがみんなキャラ濃いめです。小説を読んだ人はこのキャスティングを想像できたんだろうか…。

ここまでの話の間に薄っすら「アレ」が何なのか語られますが…はっきりとは明示されません。(たぶん「アレ」じゃないか?みたいな感じ…)よくわからない「何か」がやって来る…その辺がまた怖さを倍増させます(;´・ω・)

田原家に「アレ」が来ます…真琴が何とか追い払うと電話が鳴りました。電話の相手は真琴の姉で日本最強の霊媒師「琴子」でした…。田原は「アレ」は妹が相手にできるようなものではないので、知り合いを紹介すると琴子に言われ霊媒師の「逢坂セツ子」に会いに行きます。逢坂は野崎と田原が来るや否や「アレ」が来ると言いました…。田原の電話が鳴り色々な人の声になりすました「アレ」が田原を連れて行こうと呼びます…。逢坂に何も話すなと言われた田原が思わず電話の声にこたえると…逢坂の腕がもぎ取られました…。

なんとも怪しげな霊媒師の逢坂を演じる柴田理恵さんがすごくいいキャラです。めっちゃなまってるんですが…たぶん東北なまり?イタコなのかな?速攻で腕をもぎ取られてもう出ないのかと思いきや…後半大活躍でしたね~!原作ではもっと詳しく書かれているのかな?(小説ではすぐ死んでしまうそうです…)

逢坂に「家族が危ない」と言われた田原は急いで戻ろうとします…。すると電話が鳴り琴子の声で「家に戻りするべきことをしてください」といわれました。家に着き琴子の声の言うとおりに家中の鏡を割り刃物を隠すと(冒頭シーン)家の電話が鳴り…「本物の琴子」の声が…。田原は「アレ」に騙され「お山」へ連れていかれてしまい…気が付くと下半身が無くなり横たわっていました…。

田原死んだ~!ていうか「妻夫木さんがこんな残酷な死に方する役やるんだ~⁉」と正直驚き…(;・∀・)このシーンは冒頭とも被るシーンなんですが…めっちゃ怖い。今まで話していた琴子が琴子じゃなかった…しかも全部やっちゃダメなこと(鏡を割って刃物を隠す)をやってしまい後戻りできない田原の絶望と恐怖がビシビシ伝わりました…ほんと怖い(>_<)

田原が死に生活が苦しい香奈(田原の妻)は必至に一人娘の知紗を育てている(?)ようでしたが…香奈は田原が死ぬ前から津田と不倫関係になっていました。知紗と香奈を心配して田原家を訪ねた真琴は津田が仕掛けた「お札」のせいで「アレ」に襲われ大けがをします。知紗を連れ逃げた香奈でしたが…「アレ」は連れていくことを諦めず香奈は死に知紗は姿を消しました。

真琴が死んだと思っちゃうくらい血がブシャーってなりますが生きていました(;´∀`)

香奈はどの時点でおかしくなったのかな…たぶん田原が死ぬ前から「アレ」のせいでおかしかったんだろうけど…。最後のシーンの香奈(黒木華さん)の表情が夢に出てきそうなくらい怖かった…あ、香奈のお母さんも…。

病院に運ばれた真琴の元に琴子がやって来ました。「アレ」に襲われた真琴の邪気を払った琴子でしたが「アレ」を鎮めるために「祓いの儀式」を行おうと全国のありとあらゆる神に仕える者(神主やユタなど)を田原家のマンションに集結させました。真琴は知紗を助けるため病院から消えてしまいます。「祓いの儀式」をする事で真琴を助けられるという琴子に、野崎は田原家の清掃(お清め)を頼まれます。

各地から「祓いの儀式」のために人々が集まって来るんですが…たどり着くまでに人数が半分になっちゃうくらい「アレ」が強いんです(T_T)沖縄から来たおばさまたちの楽しそうな感じから…トラックにぺしゃんこにされてしまう恐ろしさ…。感情が追い付かないくらい恐怖が襲います。

儀式が始まり次々に倒れる祓い主たち…「アレ」が来た気配とともに知紗と真琴が田原家に現れました。琴子は「アレ」と遊びすぎた知紗は冥界に戻すしか無いといい儀式を続けますが…野崎は知紗を抱きかかえ止めようとします。琴子は知紗を抱いた野崎をベランダから突き落とし、真琴に田原家から出ていくように言います。

儀式はイベントのように舞台が組まれ始まります。「まずは鳥が鳴きます」と琴子が言った後、四方に鎮座した神主たちが一斉に「ケ~コ~~」って唱えるシーンは鳥肌…。

調べるとこのシーンは原作には出てこないようなんですが…映画「来る」を観ていて一番興奮したシーンでした。

呪文を唱え「アレ」と直接対峙する琴子…野崎が見上げると大量の血しぶきとともに「アレ」の大きな声が田原家から吐き出されました…。

バス停のベンチに座る野崎と真琴…そして真琴に抱きかかえられ熟睡する知紗…。夢でも見ているのかなという野崎に真琴は知紗の手を握り「オムライス(笑)」といいます。

野崎は「なんだそれ」といいました。

END

あらためて…ジャパニーズホラーはやっぱりおもしろい!

いや~、おもしろかった!やっぱりこの感じがジャパニーズホラーですよね~!よくわからないゾワゾワする恐怖… 。血が「ブシャ~」ってなってもこの怖さは味わえない…。「ドンッ、バッ、キャ~~~」的なのは確かにびっくりして怖いけど…首筋がゾワゾワするような怖さは、日本のホラー作品でしか味わえないような気がします。

中島監督がホラーを撮るとどんな感じになるのか楽しみだったのですが…期待を裏切らずナイス笑いが散りばめられた最高のエンターテインメントホラー作品でした!

私の大好きなシーンは『ファブ〇ーズ』と『琴子のパンチ』です(笑)

ちょっと話が脱線しますが…私の中でホラーを撮らなさそうな監督が撮っておもしろかった「最恐ホラー」の作品があります。矢口史靖さん(ウォーターボーイズ)の「学校の怪談呪いスペシャル:恐怖心理学入門」(オムニバスドラマ)です。これ…いまだに思い出すと怖い…(T_T)

これからも「来る」のような、ゾワゾワさせてくれるジャパニーズホラー作品が出てほしいな~と心から願います!私はまず原作を読まなければ…。

以上、映画「来る」のうすらストーリー感想でした。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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